シャドーイングに挑戦しよう!

日刊 English Motivator from HEA 2023年4月29日 Vol.36

みなさんこんにちは!

ここ最近いつになく慌ただしい日々を送っています。
夜になると蝉もビックリ抜け殻状態です。
リビングの床やソファで意識を失っていることが多々あります。
(何とかしなくては・・・!)

先日は夜中に「オンライン英会話をしよう!!」と思い立ち、ネイティブキャンプにログインしようとしました。
しかし、あろうことか何度やってもできないのです。

「最近こういうことが多すぎるな。もう会社を変えてみようかな。」

と思った瞬間・・・ネイティブキャンプと契約していないことに気がつきました。
自分が愛用してるのは・・・キャンブリーでした・・・。

普段Twitterなどでその名をよく見かけるからでしょう・・・あろうことか契約してもいない会社にログインしようとしていました。
無意識って恐ろしいですね。
(NCさん、勝手に解約しようとしてごめんなさい)

その後ちゃんとキャンブリーで英会話しました(笑)

さて、今回の記事はシャドーイングを扱ってみたいなと思います。
シャドーイングの方法を詳しく紹介しますので、ぜひ英語学習に役立ててください😊


ではではシャドーイングについて!

様々なところでシャドーイングを絶賛する意見と
「シャドーイングはまったく意味がない」
という、真っ二つの意見を目にしたことがあるのではないでしょうか。

せっかく意味があってシャドーイングをしていても、有名な方が「無意味だ!」と言い切っているのを聞くと、頑張ろうと思っていた気持ちが揺らいでしまいますよね。

基本的に私は普段否定派の意見に反応することはないのですが、今日は自分の意見を書いてみたいと思います📝

英語に限らず学習方法は様々ですし、その方によって有効的なやり方は変わってくると思います。
私も一時期まで「意味がない」もしくは「意味がないと思いたい」と思っていました・・・。

「難しすぎて自分には無理」と感じていた時期が長期間ありました。
(それからかなり練習を重ね、今ではシャドーイング教を開きたいくらいには成長しました)

実は“言葉を処理して獲得する『認知システムに関する研究』”は進んでいて、「シャドーイングは第二言語を習得するうえで非常に効果的」ということが科学的に証明されているのです。

これは心理言語学という学問分野でなされた研究なのですが、心理言語学とは、<人がどのように情報を取り込んで、処理、記憶するかという人間の認知システムの研究分野>になります。

つまり、シャドーイングは言語習得に効果があるといえます。
今後も「意味がない!」という意見を目にしたり、耳にすることもあると思いますが、そんな時は華麗に微笑んで受け流し、ご自身の学習に励んでくださいね😊
(参考文献:決定版英語シャドーイング【超入門】著者:玉井健 コスモピア(2008/4/25)

ではでは具体的なシャドーイング方法に入ります!

【(科学的に証明されている)効率的な方法】
🌟自分のレベルより少し簡単な内容の教材を選ぶ
🌟速度は無理なくついていける速さに調節する
🌟一度に何時間も練習しすぎない、寝たらうまくなる精神でOK

では手順です

画像

説明します!

スクリプトを見ずに音声を聞く
まず最初に音を聞くことが大事です。
文字を先に見てしまうと、頭のなかで想像する音が聞こえてくる現象が起こります。
純粋な音をまず聞いてみましょう。

ディクテーションに挑戦!
(ディクテーションとは、聞こえてきた英文を文字に書き留める作業をいいます)
音声を聞いて、聞こえてきた文章を書き起こしてみましょう。
何と言っているか聞き取れない場合、聞こえてきた音をそのままメモしてください。
この作業をすることで、「どの音が聞こえてなかったか・音のつながりはどのように聞こえていたか(本当はどのような音か)」が明確にわかります。
(耳で聞いて明らかに何をいっているかすぐに分かってしまう上級者はこの手順を飛ばしてもOKです)

聞き取れなかった音を確認する
ディクテーションで明確になった「聞き取れなかった音」を音声を流して確認。自分が聞こえてきた音と比較する。

意味理解
意味が分からない文章がないかチェック。
(分からないところは辞書で調べ、内容を理解)
ここをちゃんとしておくと、シャドーイングがスピーキングにも生きてきます。

スクリプトを見ながら音声を流し、音読する
音声を流し、スクリプトを見ながら軽く音読する。

ついていける速度でシャドーイング
シャドーイングの実践。
自分が無理なくついていける速度に調整し、スクリプトなしで聞こえてきた音をそのまま口にする。
(0.1倍速ごとに調節してみる)
最終的には音の高さ、低さ、強さにまで集中して再現を試みる。

自分の声を録音する
自分のシャドーイングを録音して聞いてみる。

⑧音声比較をする
実際の音声と比較をする。
(レッスンでは⑧以降は私が責任をもってどこを矯正していけばよいかをお伝えした上でいっしょに練習します)

ー オススメツール ー

(持っていたらシャドーイングがはかどるもの)
ICレコーダー:速度調整が細かくできるもの
※0.1倍速刻みで速度調整ができて、AB間再生できれば何でもOK
イヤホン

さて、ここから先はディープなお話。
これまでは他のところでも聞いたことのある話かもしれません。
個人的なオススメに入ります。

【HEAーMiyo的おすすめ学習方法】

🌟シャドーイングの習慣化をする
音源・教材・時間・場所・ツールをきめておく!
シャドーイング(発音学習は習慣化が肝です。
どのタイミングでやるかを決めて、すぐにできるように設定しておく。
(枕元・机の上にICレコーダーにイヤホンをつけた状態にしておくなど)
いつどのタイミングでやるかを決めて、シャドーイングを生活の一部に組み込んでおくと◎

🌟自分がやりたい音源でやる
(自分が憧れをもっていたり、どうしてもやりたい音源があれば多少難しくともチャレンジしてもOK!モチベを大事に)

🌟突然シャドーイングしてみる
(この後説明

🌟仲間をつくる・アウトプットの機会をつくる

🌟音声録音データを保管しておく

🌟あえて練習しすぎてみる
(やりたいときはやりたいだけ)

さてさて、ここでシャドーイングの実践練習をしてみましょう!
TEDのオススメスピーチです。
30日チャレンジという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
その産みの親?である、Matt Cuttsさんの”Try something new for 30 days”というスピーチです。 
一度の練習でだいたいこれくらいかな?と思う量を抜粋してみました。

上記の方法で是非試してみてくださいね😊

【今回の課題】

A few years ago, I felt like I was stuck in a rut, so I decided to follow in the footsteps of the great American philosopher, Morgan Spurlock, and try something new for 30 days. The idea is actually pretty simple. Think about something you’ve always wanted to add to your life and try it for the next 30 days. It turns out 30 days is just about the right amount of time to add a new habit or subtract a habit — like watching the news — from your life. 

There’s a few things I learned while doing these 30-day challenges. The first was, instead of the months flying by, forgotten, the time was much more memorable. This was part of a challenge I did to take a picture every day for a month. And I remember exactly where I was and what I was doing that day. I also noticed that as I started to do more and harder 30-day challenges, my self-confidence grew. I went from desk-dwelling computer nerd to the kind of guy who bikes to work. For fun! 

Even last year, I ended up hiking up Mt. Kilimanjaro, the highest mountain in Africa. I would never have been that adventurous before I started my 30-day challenges. 
I also figured out that if you really want something badly enough, you can do anything for 30 days. Have you ever wanted to write a novel? Every November, tens of thousands of people try to write their own 50,000-word novel, from scratch, in 30 days. It turns out, all you have to do is write 1,667 words a day for a month. So I did. By the way, the secret is not to go to sleep until you’ve written your words for the day. You might be sleep-deprived, but you’ll finish your novel. Now is my book the next great American novel? No. I wrote it in a month. It’s awful.
But for the rest of my life, if I meet John Hodgman at a TED party, I don’t have to say, “I’m a computer scientist.” No, no, if I want to, I can say, “I’m a novelist.” 

So here’s one last thing I’d like to mention. I learned that when I made small, sustainable changes, things I could keep doing, they were more likely to stick. There’s nothing wrong with big, crazy challenges. In fact, they’re a ton of fun. But they’re less likely to stick. When I gave up sugar for 30 days, day 31 looked like this. 
So here’s my question to you: What are you waiting for? I guarantee you the next 30 days are going to pass whether you like it or not, so why not think about something you have always wanted to try and give it a shot! For the next 30 days. 

記事:Miyo a.k.a kiki @miyoEng
わかりやすい発音指導を目指す、英語の音に魅せられた発音講師。
これまで指導してきた生徒は初級者から海外在住研究者、医師、英語講師など上級者も多く、どんなレベルでも対応可。
英検1級。全国通訳案内士(英語)。英語発音指導士®。
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おわりに

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